映像視聴リスク解析(ハーディングチェック)
光点滅による光過敏性発作(PSE)・てんかん症状発症リスク対策
テレビ放映では標準化されている「ハーディングチェック*」と呼ばれる光過敏性発作(PSE)対策を目的とした映像解析サービスを、他業種・他業界のお客様へ向けてカスタマイズを行い、ご提供しています。あらゆる分野での視聴事故を予測・予防できます。
*パカチェック、パカパカチェックとも呼ばれます
ご依頼事例(放送媒体以外)
- イベントでのアタック動画
- 販売促進用のPR動画やアプリ紹介動画コンテンツのYouTube展開
- プロジェクションマッピングのスクリーン投影用映像コンテンツ
- 空間演出コンテンツ(空間照度の変化測定を目的に、空間を撮影した映像べースで測定)
- スマホ用ゲームコンテンツ
- デジタルコンテンツを使ったリハビリシステム
その他
配信用動画、インタラクティブコンテンツ、動画広告、動的デザインのWEBページ、Google AdWords用のアニメーション広告
アミューズメント機器用映像、Unity、Unreal Engine、Vtuber(バーチャルYouTuber)、ボーカロイド、 空間コンピューティング映像、イマーシブ映像 など
ご利用の流れ
※当社で修正作業を行う場合は別途料金が発生します
※映像により修正作業を承れない場合がございます
料金例
検査方式は英国オフコム(UK-OfCom/ITU 2009)方式となります
※表は左右にスクロールして確認することができます。
- お持ちのコンテンツに対するPSEリスク解析メニューのご提案
- 1回のフル解析および失格時の調整後再解析(1回まで、演出変更等が無い場合のみ)
- Harding FPA分析証明書(PDF)の発行
- 失格時の調整方法についてのご相談・専門スタッフからのアドバイス
サービスに含まれるもの
アークベルではHarding FPA分析証明書の他にも、解析結果のログをお渡しすることができます。
専用ビューワーの「HFPA-Viewer」で解析結果のログを閲覧することで、修整箇所の特定が把握しやすくなります。
「HFPA-Viewer」が必要な方はお問い合わせください。
光過敏性発作(PSE)について
光過敏性発作 PhotoSnsitive Epilepsy(PSE)とは、映像コンテンツの視聴で発生が確認されている「てんかん」の症例に代表される諸症状の総称です。国内では1997年12月にテレビ東京系で放送されたアニメ「ポケットモンスター」で発生した視聴事故で広く知られています。以降は大きく報道されることが少なくなりましたが、テレビ放送・映像ソフト・遊技機・アミューズメント機器・スマートフォン向けアプリなど、現在も様々な分野で症例が報告され続けています。
Web業界の場合、W3C発行のWCAG 2.0 において、レベルAAAのレーティングで光過敏性発作への対応が勧告されていますが、国内においてはほぼ問題が認知されておらず、独自のガイドラインを定めている企業についても、多くは演出やクライアントの意向が優先され、十分に遵守されません。
ゲーム業界においては、ユーザーに対して「症状を感じた場合はすぐにゲームを中止して医師の診察を受けてください」といった警告文が表示される場合がありますが形骸化しており、スマートフォン向けゲームアプリなどの新興市場ではゲーム内の過度な演出によりPSEの症状を訴える例があるようです。
新しい市場に参入する場合、視覚コンテンツのPSEリスクについて認識が不十分であることが多く、事故・訴訟のリスクは想定されません。実績と信頼性のある方法でチェックを行い証明書を取得することで、貴社の企業努力のエビデンスとして積極的な活用が可能です。