技術&サービスブログ

レンズ交換式プロジェクターのフォーカス調整のご注意

2018.03.19 テーマ: 機材情報

レンズ交換のできるプロジェクターはレンズ交換することで、投影距離を調整することができます。
そういったプロジェクターをお客様が設置する場合はフォーカス調整の際にご注意があります。

プロジェクターを所定の場所に設置した後本体の電源をオンにしてください。
本体が暖まる前にフォーカス調整をすると、プロジェクターの熱によってレンズが熱膨張
(温度が上昇した時に物体の長さや体積が増加する現象)を起こしフォーカスが狂います。
メーカーや機材によってレンズが暖まる時間が異なっていて、アークベルでは、

・Panasonic製 30〜60分程度
・EPSON では 15〜20分程度

を目安に、電源を入れたのちにフォーカス調整をしています。
また、光の強さや写している映像の色あいによってもレンズにかかる熱は異なります。
テストパターンなどで白色の映像を出すとレンズが暖まりやすいです。

高輝度なプロジェクターほどレンズに伝わる温度も高く、熱膨張でフォーカスがズレてしまうので
「Panasinic PT-RZ31KJ 31000lm」のプロジェクターではレンズ調整に
【AFO(アクティブフォーカスオプティマイザー)】という機能が追加されました。

AFOとは・・・
明るい映像や暗い映像の切り替えにより、熱膨張が変化することでおきるフォーカスのズレを最小限にする機能です。

この機能を使用することによって、現場の演出などにも鮮明に対応できます。
現場でプロジェクターを使用する際は、時間に余裕をもって準備する必要があります。
機材はとても繊細です。

※プロジェクターは「Panasinic PT-DZ21K 20000lm」レンズは「Panasonic ET-D75LE10」を装着しています。


アークベルにはブログが2種類あります

2018.02.28 テーマ: 〜お知らせ〜

アークベル代表 藤井です。

当社のブログは2種類あります。

★技術&サービスブログ (当ブログ)
・・・当社のサービス、現場、技術などをお知らせするもの
   ※ 2017年10月~

★チームアークベルブログ (アメブロ)
 https://ameblo.jp/arkbell/
・・・現場や仕事場、スタッフの日常が中心

チームアークベルブログは最初が2009年3月3日からなので約9年になります。
前年がリーマンショックで世の中が大変な時期でもありました。
最近は月10回程度の更新ですが、当初はほぼ毎日更新してました。

自前の撮影スタジオを作った記事など今みてもその時代の息遣いが伝わってきてわれながら興味深いです。
東日本大震災のときのブログもそのことが昨日のことのように思いだせます。
当社の等身大”生身”の会社沿革です。
よかったらどうぞご覧ください。


2009年3月3日 アメブロ初記事投稿「はじめまして。」
https://ameblo.jp/arkbell/entry-10217570699.html

2009年3月「撮影スタジオをつくろう! ①」 ①~⑪までのシリーズ
https://ameblo.jp/arkbell/entry-10218152132.html

AJA Ki Proでインターバル撮影(タイムラプス収録)

2018.02.19 テーマ: 機材情報

AJA Ki Proでインターバル撮影(タイムラプス収録)ができます。
インターバル撮影はファームウェアver.3.2からの機能で、取扱説明書には載っていないのですが、

①CONFIG メニュー > 9.0 Interval Record


②CONFIG メニュー > 9.1 Interval Frames


③CONFIG メニュー > 9.2 Interval Time


で収録フレームと時間を設定します。
レコーダーでタイムラプスが撮れれば、カメラの機種にとらわれずにすみますね!

それでは、また。

LEDスクリーン200インチ設営の動画紹介(50秒)

2018.02.14 テーマ: 機材情報

昨日、当社リハーサルルームでLEDスクリーン200インチ/4mmを設営しました。
表面(画面)と裏面に定点カメラを2台設置して収録したものを50秒程度にまとめています。
あらゆる映像演出に対応いたします。
当社での試写も可能です。
お気軽にご相談ください。

イベントレント部 テクニカル担当 課長 鈴木 #51




LEDスクリーン5面設営 ~DOME CORPORATION KOP2018 より~

2018.02.06 テーマ: イベント現場

2018年1月17日に行われたDOME CORPORATION2018(主催/株式会社ドーム様)キックオフパーティイベントにて
LEDスクリーンを設営しました。
※当記事はお客様の許諾を得て掲載しています。

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ステージ上に野外にも対応する4mmピッチLED5面レイアウトで構成しました。


~LEDスクリーン構成内容~
センター275インチ
(16:9 W6000×H3500)
500mm×1000mm LEDパネル36枚
500mm×500mm LEDパネル12枚
両サイド内側170インチ
(5:7 縦型 W2500×H3500)
500mm×1000mm LEDパネル30枚
500mm×500mm LEDパネル10枚
両サイド外側160インチ
(4:7縦型 W2000×H3500)
500mm×1000mm LEDパネル24枚
500mm×500mm LEDパネル8枚

実際のセンターLEDスクリーンの設営の様子です。
①会場スクリーンバトンにチェーンモーターを取り付けます。

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②チェーンモーターにLEDを吊る為の角トラスを取り付けます。

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③角トラスにスリングをくくりつけてシャックルで固定します。

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④シャックルにLED専用のハンガーを取り付けていきます。
ハンガーにはトリプル式・ダブル式・シングル式とありそれぞれ長さが違います。
吊る枚数を考えバランスの良い所に使用するように計算します。

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⑤ハンガーが全てのLEDの土台となる為、正確にシンメトリーを取ります。

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⑥ハンガーにLEDパネルを取り付けます。
1列目を付けた所で水平バランスを測り、誤差がある場合はチェーンモーターの稼働にて調整します。

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⑦1列毎に電源ケーブルと信号ケーブルを結線します。

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⑧順に1列づつLEDパネルを取り付けていき完成させます。

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LEDスクリーンは275インチでも636kgある重量物です。
センターのLEDスクリーンはバトンに吊り、サイドのLEDスクリーン4面はイントレにチェーンモーターと
金具を取り付けて吊り上げてます。
重量はセンターが636kg、サイド内側が265kg、外側が212kgになっております。

屋内ステージではなく屋外でLEDスクリーンをご利用いただく際は、イントレ設営から当社で
プランニングいたしますのでお気軽にご相談ください。

プロジェクターとの大きな違いは明るさです。
当イベントのような演出で屋内利用の場合、LEDの輝度は20%まで落としています。
100%の輝度で上映すると、西日がLEDスクリーンに入っても視聴できる程の明るさです。
屋内でも屋外でも会場の諸条件に影響をうけずにプランが組めるのもLEDスクリーンの特徴です。

LEDスクリーンのプランニングや設営はアークベルにお任せください。

LEDスクリーン 4mmピッチ(屋内/屋外) 料金表はこちら


イベントレント部  中島 昴

使用済みテープのお持込について

2018.01.31 テーマ: アークベルの品質管理


返却されたCM搬入用のHDCAMなど、お客様がお持ちの使用済みテープを再使用したテープ出力・上書きダビングの受け入れも行っています。

料金は原則無償となります。

フルオートのテープイレーサー(SANIX製バルクイレーザー)を使用し、HDCAM, HDCAM-SRであれば
ミディアムサイズまでのテープを瞬時に消磁でき、再使用前に記録されたコンテンツは完全に抹消されます。

大量にテープをお持込の場合、通常納期に加えてイレース作業を行う時間が発生しますので、
事前に申告いただきますようご協力お願いいたします。

*ラージテープの消磁はできません

*再利用テープで発生したドロップ、テープ切れ等は無保証となります

映像における安心・安全を第一に作業いたします


当社は指定個人情報保護団体(JIPDEC)認定のもと、プライバシーマーク取得事業者としてお客様に対する個人情報保護ポリシーを作成し、遵守しています。

作業は入退室が管理された監視カメラのあるブース内で、原則当社の社員一名が担当いたします。

作業にあたってお預かりした入稿データは納品後、一定の期間をもって専用ソフトウェアによる完全抹消が行われます。
また諸文書の取扱いについても同様、当社在籍の文書情報管理士(1級)指導のもと、期間を定めた適切な保管と運用、破棄を徹底しています。

当社は、これからもお客様・関係各社様から信頼と安心を得られますよう
セキュリティー強化、情報漏えい防止に継続して努めて参ります。

LTO 5 LTO 6 LTO 7(LTFS)の読出しと書込みに対応します


LTO カートリッジの読出しと書込みサービスを提供しています。

第5世代(LTO-5)から始まった「LTFS方式」で書き込まれたテープカートリッジであれば、第5世代~7世代まで対応できます。

LTOというメディアをご存知でしょうか。

バブルテープガムのようなシンプルな構造のカートリッジ付き磁気テープなのですが、データの中長期保存について信頼性が高く、企業において重要データの保管などに採用されてきました。

長い間、ソフトウェアとセットでバックアップ・アーカイブシステムとして運用されるものでしたが、第5世代になり、パソコンのファイルブラウザからでも扱える「LTFS」という方式が追加され、映像業界では大量のハードディスクに映像資産を保管していて、データの消失リスクを抱えていたプロダクションに注目されました。

古いテープのデジタイズをご依頼いただいた際には、ハードディスクでの納品と合わせてLTOでのダブル納品もご提案いたします。(長期保管の原則は、異なる2つの方法でバックアップを取ることです)

ニコンシステム社製 VQ-BB10の紹介

2018.01.29 テーマ: 機材情報


ニコンシステム社製 VQ-BB10は、メーカーからは「ベースバンド・コンテンツ品質検査装置」と説明されますが、HD解像度の非圧縮重畳信号に対して品質検査をリアルタイムで行い、結果を記録する、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた製品です。

例えばHDCAMの出力信号を入力すると、HDCAM固有のノイズパターンを検知して、タイムコードとともに教えてくれる。 さらに音声のクリップやパカチェックの一部要素(輝度点滅など)も合わせてチェックできる機材です。

1台300万円以上する機材なので、所有しているサービス業者は多くないのですが、当社ではHDCAMやHDCAM-SRなど、 HD解像度のメディア全てのデジタイズおよびテープ出力ラインでVQ-BB10による高水準の映像検査システムを導入しています。

ファイルベースから検査だけ行いたいというご要望にもお応えできます。

VQ-BB10はノイズ検出部分については「リアルタイムの画像パターン解析の生ログ」という形でレポートが出力されるので、

素材によっては膨大な誤検知データが含まれています。

有料のVQ-BB10検査では、こちらで誤検知部分のデータをある程度除外した上で、エクセル結果を提供することも行っております。

VTRエラーログ機能の活用方法


業務用のVTRには、テープの再生ヘッドでコンディションの不良を検知すると、
インジケーターが赤く点灯して教えてくれるものがあります。

ところが光るのは一瞬なので、目視していても、これを見逃してしまいがちです。

インジケーターが点灯したポイントは、再生に問題ない場合も多くありますが、
映像または音声のノイズが発生していることがあるので注意が必要です。

そこで、点灯したポイントを知りたいと思うわけですが、じつはインジケーターが赤く点灯したポイントは、
VTRの内蔵時計および走行テープのタイムコードに紐付けて、VTR内部のメモリーに記録されています。

これは保守サービス業者用の機能になるため、オペレーションマニュアルには記載がない場合がありますが、
メンテナンスマニュアルに記載されたコマンドを使用すると、エラーログの一覧を表示することができます。

プロビデオサービスではアーカイブ作業する際に必ずデジタイズ毎にエラーログを確認し

エラー発生時には該当タイムコードを確認の上、ノイズの有無やVTRの相性など検証し再キャプチャにて対応いたします。

アークベルのバッテリー品質管理
(ソニー業務用ビデオカメラバッテリーの場合) 

2017.10.24 テーマ: アークベルの品質管理


『使用開始2年半(30か月)を経過した業務用バッテリーはお出ししません』
『弊社内でのバッテリー管理ではフルチャージすることはありません』
『レンタル出荷時はノーマル充電(7~8割充電)になります』

どんなに整備されたビデオカメラでもバッテリーのトラブルに見舞われたら、
クライアント、撮影関係者に大変なご迷惑をかけることになります。

アークベルがご提供しますレンタルビデオカメラのバッテリー(ソニー機材)は
使用開始から2年半(30か月)を経過したその時点で、使用可能なものでもレンタル出荷しないことにいたしました。

バッテリーは日ごろの保管状況や撮影時の使用環境によって個体差が生じます。
保管状態が悪いと、使用頻度が少ないバッテリーでも劣化が進みます。
フルチャージにしない理由は、長期間バッテリーをフルチャージ状態にしておくと、
バッテリーの劣化が進むからです。
レンタル出荷時は、ノーマル充電(7~8割充電)でお渡しいたしますので、
必要に応じてお客様でフルチャージをお願い致します。


関連ブログ
「ソニー製リチウムバッテリーを劣化させないために」

ソニー製リチウムバッテリーを劣化させないために

下記はメーカーさんの見解です。

バッテリーを劣化させないためにすることは、フルチャージ状態を極力短くする事です。

①フルチャージして毎日使用を繰り返し行っているもの
②フルチャージして1週間後に使用、を週単位で繰り返しているもの

とでは、①フルチャージして毎日使用を繰り返し行っているもの、の方が断然長持ちします。

バッテリー使用頻度よりもフルチャージ状態の時間の方がずっと影響するようです。

次の撮影のためにすぐに使える状態にしておきたい場合はフルチャージせず7,8割充電しておいて、
撮影が決まったら使用直前にフルチャージするのがバッテリーを長持ちさせる方法です。

チャージャーに、
「ノーマルチャージ」と「フルチャージ」の切り替えがついているのはこのためです。

皆様がお使いのバッテリーのためにも参考になれば幸いです。