UE4またはUE5においてレベルデザインをする際、半透明(ガラスや水など)のマテリアルを使用するシーンが多々あります。
通常のマテリアルが適応されたオブジェクトの上に不透明度(Opacity)の調整がされたマテリアルが適応されたオブジェクトを配置する分には特に問題は起こらないのですが、
不透明度マテリアルが適応されたオブジェクトの上に別の不透明度マテリアルが適応されたオブジェクトを配置すると描画がおかしくなってしまう事があります。
例として画像は滝が優先的に描画されなければいけませんが、水面の方が優先されてしまっています。
こうなってしまう原因はオブジェクトの詳細にあるレンダリング設定の「Translucency Sort Priority」にあります。
この数値が高い方が優先的に描画されるようになります。
先ほどの例の画像では水面の方のTranslucency Sort Priorityの数値が高く設定されているので水面の方が優先的に描画されてしまい、滝が隠れるようになってしまっています。
このように滝のTranslucency Sort Priorityの数値をあげる事で描画が滝>水面になります。
水辺のシーンやガラス等を多く配置するシーンではよく起こるエラーですが、解決方法は簡単なので覚えておくととても便利です。