ひとつ前の記事にある通り、めでたくハードウェアの照明卓が導入されました。
シンプルで使いやすい製品を選びましたのでスタジオ利用の際はご活用ください。
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そんな経緯で、簡易的に作ったソフトウェアのDMXコントローラーはスタジオ照明の基本操作において役割を終えたわけですが、どのようにすればプログラムで制御可能になるのかを知ることは、規格の仕様や機材固有の制約を切り分けて理解を深くするのに役立ちます。
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TouchDesignerにおけるDMXコントロールは、最終的な物理インターフェースとの接続に「DMX in/out」という名前のオペレーター(クラス)が用意されています。
ここを正しく設定して、DMXインターフェース機器のドライバを掴むことでDMX信号が送信できます。
テクニック的にDMXならではの部分というのは、このオペレーターにどのような形でデータを渡すかという点だけだと思います。
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DMXは基本的には、1方向あたり1経路のシリアル通信の信号です。
ですので、写真のように若い番号が割り振られた灯体の、若いパラメーター番号のチャンネルから順番に、直列に長い1本のデータとしてまとめてあげると、DMXオペレーターを介して、そのままDMXインターフェース機器から信号が送信されます。
灯体は11台ですから、11個のmathオペレーターが接続されています。
なぜmathなのかというと、Part1でお見せしたSkyPanelのDMXチャンネル対応表を見直してほしいのですが、照明機器が信号として受け取るValueと、直感的に人が操作するためのParameterの関係を変換する用途です。
このように各灯体の0-100%(0.00~1.00)で調整できるパラメーターが、その後段のmathを通して0-255のレンジに変換されたものが、1か所にmergeされています。
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ここまで基本的な接続ができれば、外部センサーとの連携に強いTouchDesignerですから、人の動きや音楽に合わせて照明を制御するプログラミングなどアイデア次第といえます。
また、スタジオのどの場所がどの範囲でどの色でどの強さで照らされているかなど、使いやすくビジュアライズを作り込むのも時間が許せばという感じです。