前回は、Titan Tube 8本を1系統のDMX512でコントロールするには、どのチャンネルモードを選択するべきか。というところまででした。また1灯体で16フルカラーピクセルを表現できる仕様であるため、8本を並べて設置することで、8×16ピクセルのLEDスクリーンとしての表現ができることがわかりました。
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Titan Tube本体側の設定を行う
使いたいチャンネルモードを決めたら、まずは全ての灯体について個別に正しい設定を行っていきます。変更するパラメーターは以下になります。
INPUT SELECT:CRMXプロトコルを使用して無線DMXでコントロールすることが決まっていたので「CRMX Wireless DMX」を選択します。灯体ディスプレイでの表示は CRMX wirel. DMXとなります。
DMX SETTINGS:
>PROFILE BY NUM:事前にDMXプロファイル一覧から使いたいチャンネルモードを見つけていたので、モードプリセットの番号を指定します「43: RGBW RGBW」(PIXEL = 16; STROBE = OFF)
>CURVE:DMXでフルマニュアルの演出を作っていく場合には、このパラメーターの事前設定が重要になります。標準状態のSTANDARD では、あらゆる用途で無難に使用できるように 反応速度と滑らかさのバランスが取られているため、ここを「FAST」に設定することで、ハードウェア本来のクイックな応答速度になります。
以上が共通の設定変更になります。
あとは 8本の灯体に対して管理がしやすいように、DMX SETTINGS>FIXTURE NUMBER パラメータで1~8の Fixture Number を割り振り、1灯体あたり64chぶんのDMXチャンネルを割り当てるので、個別に「DMX ADDRESS」メニューからスタートアドレスを変更していきます。
これで灯体8本の設定が終了しました。(続きます)