技術&サービスブログ

機材検証のご紹介

2019.08.26 テーマ: 機材情報

こんにちは。
イベントレント部テクニカルの天童です。
アークベルでは機材をより良く運用し、現場で活用できるよう、またテクニカルスタッフの技術向上の為、
日々様々な機材検証を行っております。
今回は先日メーカー様ご協力の元に行った機材デモについてご紹介させて頂きます。

この機材デモはアークベルで従来使用しているアンプと、メーカー様にご持参いただいたアンプとで、
どのように音が変わるのか、検証しました。

機材デモで使用した機材はこちらです。

使用スピーカー 従来のアンプ メーカー様ご持参アンプ
d&b T10/B4-SUB
3/2構成
d&b D20 Powersoft
T604
d&b MAX2 DIGAM Q4004
EAW JFX560
Electro-Voice SX300




Powersoft T604は1U多チャンネルハイパワー供給可能なアンプメーカーです。
イタリアに拠点を置き、色々なスピーカーメーカーの専用アンプとしてOEM供給も行っています。
アークベル所有のDIGAM Q4004は後継機がこのPowersoftに当たります。
今回検証した全てのスピーカー専用のプリセットデータをアンプに搭載しており、
適正なEQ、リミッターデータで視聴が行えました。

以下が、聞き比べの感想です。

d&b T10/
B4-SUB
D20とあまり音の差はない。
d&b専用のソフトでデータを作ってアンプに流し込めるという点を考慮すると
D20の方が使い勝手が良い。
d&b MAX2D20と大きな差はないが、低音域のもやっとした部分が軽減。
EAW JFX560Powersoftの方が音の輪郭がはっきりと聞こえる。
Q4004では出し切れない音域までカバーできている。
Electro-Voice SX300Powersoftの方が音の輪郭がはっきりと聞こえる。
Q4004では出し切れない音域までカバーできている。


Powersoftはd&b社のアンプの一部を製造しているという事もあり、d&b T10 / B4-SUBも問題なく鳴らせましたが、
事前のシミュレーションなどを行ったデータを使用しながら機材を運用するという点では、D20の方が優れていると感じました。

しかし、EAW JFX560やElectro-Voice SX300に関しては、ここまで音が変わるのか!と感じる程、音の違いがはっきりしており、
古いスピーカーでもアンプを変えるだけで表現できる音域が変化することに大変驚きました。

またPowersoftの利点として、ソフトウェアを使用することで音響調整から電源の監視まで簡単に行うこともできます。
現場の電源事情が厳しい場合は電源リミッターをかけることもできるので、ブレーカーをとばしてしまうといったストレスがなく、
オペレーションに集中できるのも利点の一つだと感じました。

以上、機材検証の様子をご紹介させて頂きました。

プランニングや設営でお困りの際はぜひお問い合わせ下さい。

イベントレント部 天童 礼