
国連教育科学文化機関(ユネスコ)では、2025年ころには磁気テープの再生装置が消滅する可能性を指摘し、早急なデジタルデータ化の必要性について注意喚起しています
2025年までにデジタルファイル化されなければ、永遠に失われかねない―という内容です。
プロビデオサービスでは現在使用されていない業務用、放送用のビデオテープをデジタルデータに変換いたします。
保管場所にお伺いして概算を算出するサービスもございますのでご遠慮なくお申し付けください。
また変換後のデジタルデータをLTO7に保存することもできます。
対応できる主なビデオテープは以下です。
1インチVTR, 16mmフィルム, BETACAM, BETACAM SP, Betamax, D2-VTR, Digital
BETACAM, ミニDV,DVCAM, HDV, U-matic, VHS, S-VHS,カセットテープ
サービスの特徴
「アーカイブ」というと、公文書や歴史的価値のある文献を
大予算で補修・保存していくイメージで捉えられがちですが
現在の社会に求められているのは、限られた予算のなかで
失われていく自社コンテンツを整理・救出することです。
当社のアーカイブサービスは、ご予算に応じて
映像資産を、お客様自身で取り扱える方法をご提案。
再利用のためのアーカイブをご支援します。
進行イメージ
保管しっぱなしの映像素材 | ①お預かり 分別して | ②一括ビデオファイル化 | ③クラウドにアップして再活用 | ④廃棄までコーディネート | ⑤長期保存用メディアも作成 |
お見積・事例紹介
お見積の項目について
・シンプルなお見積を作成いたします
・一部を協業いただくお値引きプランをご用意しております
・事前の確認なく、追加料金が発生する作業は行いません
項目 | 説明 | 節約のヒント |
運送費 | ー | 直接お持込いただくと無料です |
調査・管理費 | 古いテープは保存状態や管理方法が整っていない場合が多く、作業にあたり必須かつ時間の掛かる工程になります。 | ご協力によりお値引き可能です |
デジタイズ費 | ビデオテープからデジタルマスターデータを取得する工程を「デジタイズ」といいます。デジタイズ後のマスターデータは高画質・大容量となり、再生にも映像編集用の機材が必要になります。 | ー |
エンコード費 | 映像の利用目的にあわせて、ビデオファイルをお作りする工程を「エンコード」といいます。 | ご協力によりお値引き可能です |
クリーニング・熱処理費 | テープの状態が悪い場合、記録部分のクリーニングや熱処理を行います。必ずお見積とともにお客様にご判断いただき、進行いたします。 ※ 映像が取り出せる確約的な保証はございません | 作業を行わないというご判断も可能です |
- 弊社にて実際にアーカイブサービスを行なったお客様の声、事例紹介などを掲載しております。
LTOを検討されているお客様は是非ご覧下さい。
事例紹介 事例1 某プロダクション/音楽出版社様
「著名ミュージシャンのビデオテープ資産をデータ化」
事例紹介 事例2 某メーカー系企業様
「過去の映像資産を積極活用したい広報部」
LTO 7(約6TB LTFS形式)アーカイブ料金はお問合せください。
〜LTO追記に関するご注意〜
LTOはLTFS形式でフォーマットされており、 満容量まで追記を行うことができます。但しファイルの削除や上書きを行った場合、管理上表示・復元はできませんが使用容量は消費したままとなります。 すべてのデータが不要な場合は、再度フォーマット を行うことで全容量が復活します。
LTO、BD-R共にケースラベル/トップディレクトリのリスト表付き。
※ケースラベルサンプル
お預かりしたデータはウイルス対策ソフトウェアによるフルスキャンを行った後、アーカイブ化されます。 異常が検出されたデータ等については、確認のご連絡をさせていただきます。
LTOアーカイブサービスに関するQ&A
- Q.1アーカイブとはなんですか?
- A.1公文書など、より厳格な基準でアーカイブという用語を定めている団体や例もありますが、 本サービスでは「冗長性のある整理されたデータ保管」の意味で「アーカイブ」という用語を使用しています。
- Q.2どんなメディアに対応できますか?
- A.2過去に取り扱いのあるメディアは以下のとおりです。
下記一覧に無いものも、お調べしますのでご相談ください。
1インチVTR, 16mmフィルム, BETACAM, BETACAM SP, Betamax, D2-VTR, Digital BETACAM, DV, HDV, U-matic, VHS, S-VHS
- Q.3アーカイブ後のビデオテープはどうなりますか?
- A.3作業完了後に返却いたします。
指定の処分施設にて安全に廃棄をご依頼いただくことも可能です。
- Q.4古い映像なので素材が傷んでいないか心配です。
- A.4デジタイズ後のビデオは、少なくともエッジ部分には大小のノイズが乗っています。画面周囲のノイズクロップ編集を行うことも可能ですし、現状保存としてそのまま取り込むこともできます。カビなどが発生していて使用できない場合は、別途クリーニング作業をご案内できるケースもございます。(素材が必ず復元されるものではありません)
- Q.5依頼したいのですが、メディアの種類が不明です
- A.5メディアの画像などをお送りいただければ、可能な範囲でお調べいたします。物量が多い場合は現地で確認・撮影の上、お見積いたします。(現在関東圏のみの対応)
- Q.6未現像のフィルムが出てきた!
- A.616mmフィルムの現像からデジタイズまでの実績があります。まずはご相談ください!
LTOアーカイブ作成フロー
- 1.ご相談
- HDDを長期保存する計画があり当社のLTO映像アーカイブサービスをご検討されているお客様は、ご遠慮なく弊社プロビデオサービスにご相談ください。
LTOにアーカイブ化するための、準備のご説明をさせていただきます。
- 2.HDDのご搬入
- ハードディスクをお持ちください。
- USB3.0以上の高速なインターフェイスのあるHDDを受入前提といたします。
- 必ずデータバックアップを済ませたHDDでご搬入ください。書込作業中のHDD故障、データ消失など一切弊社で責務を負うことをいたしません。
- LTOデータ書込作業が完了するまで、必ずバックアップデータは保管してください。
- HDDをお持ちでないお客様は一台1,080円(税込)にてUSB3.0対応HDDをお貸出しいたします
- 3.データのウィルスチェック
- お預かりしましたHDDはウイルス対策ソフトウエアでフルスキャンしたうえでLTO書込作業を行います。
異常が検出されたデータ等については、ウイルス駆除をお客様自身で行っていただき再度データ搬入してください。
- 4.LTO へ書込&ベリファイ
- 書込まれたデータはベリファイ作業をいたします。
ベリファイとはLTOに書込まれたデータが元データと1bitの違いもなく、正確に書込まれたかを検証する作業です。
- 5.ケースラベル完成
- LTOにラベルがないと、カートリッジ内に何が記録されたかがわかりません。
弊社では、HDD内のトップディレクトリをそのままケースラベルとして印字いたしますので、一目でLTOにどんなデータが格納されているかがわかります。
- 6.納品
- 約2週間で納品いたします。