株式会社相武商会 : 創業者からのメッセージ
株式会社相武商会
事例概要
創業者の声を現役の社員に届けたい。インタビューを中心とした映像で会社の歴史を紹介。
- 制作後記
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ヒストリービデオ 制作後記
プロデューサーのシバです。
今回のミッションは
「創業者の声を現役の社員に届けたい」
創業者、経営者の方の持つ独特なエネルギーやオーラを感じた事ありませんか?
ちょっと普通の方と違いますよね。
さて今案件のご依頼主は、創業者様のご子息で2代目の社長様。
今年90歳になる記念もこめて、創業者のヒストリー足跡を映像化したいとのことでした。
今回想定したテーマは。
・創業への想い
・当時の様子
・今だから話せるエピソード
・社員へのメッセージ
まずは担当ディレクターと企業経営の足跡、メモ、写真など、一通り資料をお預かりして読み込みました。
その結果「創業者様に自由に語って頂いたなかから筋立てしていくインタビューベースのビデオ」を提案しました。
創業者様のご負担を考えて一番リラックス出来る自宅を収録場所として、たっぷり語って頂きました。
■構成案は「現在」「過去から・・・」「未来にむけて」の三部とし15分にまとめました。
「現在」
<環境の変化>
グローバル化がもたらす社会への影響。
多くの企業、私たちの組織に与える影響は。
そして、これから相武商会に求められていることとは?
「過去から・・・」
<相武商会とは>
相武商会とは?
社名の由来、歴史
過去、今も根底に流れるものとは?
「未来にむけて」
<メッセージ>
これからを担う人へ
劇的な変化を遂げている現在、今後求められていることとは?
相武商会だからできること。
ご出演者いただいたのは。
・創業者様
・創業者様を知るご友人様
撮影2日間。
ご自宅へのインタビュー収録と、イメージシーン収録となります。
依頼主様の承諾を得て、事前にご挨拶も含めロケハン下見に伺いました。
ところが収録がはじまってみると。
「俺はビデオが嫌いだ」
「育ってきた環境も時代も違うから、何も言う事は無い」
と、けんもほろろでしたが事前に読み込んでいた資料を元に徐々に質問など差し挟み、お話しを伺っていると徐々に撮影する雰囲気ができはじめ、とてもよい収録ができました。
戦後の激動を生き抜かれた方は迫力が違いますし、とにかく話しが面白いです!
こちらの予断は悉く打ち破られ、波乱万丈で刺激のある内容の話しに引き込まれます。
いつもお座りになっている席で、身振り手振りを交えながら、約2時間ほどお話しをして頂きました。
さあ、この膨大な「お話し」を「映像コンテンツ」に仕上げるのが我々のタスクです。
これからが「ディレクター」の腕の見せ所
この膨大な「お話し」資料映像を重ね合わせてみると、説得力が増していくのを感じます。
■台本作成
インタビュー内容を基に構成台本を作成しました。
収録前に構成は考えていても実際に話しを伺ってみると、映像向きでは無い場合や、客観的に語れる資料(写真やご友人談等)の有無で選択するエピソードも変わって来ますので、柔軟な対応を心掛けます。
今回もご本人の話しだけで構成する事も出来ますが、今回は創業者を知る方々からコメントを頂き客観的な側面からも訴求してみました。
さらにご子息である現社長様のコメントを頂きました。
社長様は普段照れくさくて言いづらい事もビデオだと言えるとおっしゃっていました。話しの繋がりはナレーションで補い、ストーリを進めていきます。
今回はNHKのドキュメンタリードラマのような落ち着いた感じでナレーターをキャスティングしました。
卒寿のお祝いパーティでお披露目となった映像コンテンツは好評を頂き、記念としてDVDも配布されました。
創業者様は当初嫌がっていたビデオ出演についても、今では大変気にいって頂いたご様子でした。
映像コンテンツの制作と聞くと、依頼側も何か大変な作業分担があるイメージがあるかも知れませんが、そんな事はありません。
アークベルのヒストリービデオは、
カメラの前で語って頂ければ、担当ディレクターがヒストリーを丁寧に紡ぎあげていきます。
周年記念や引退記念でヒストリービデオをお考えの方は、ぜひアークベルまでお声掛けください。